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岩井山城


   


読み・・・いわいやまじょう

所在地・・・栃木県足利市岩井町

別称・・・勧農城

築城年・・・1466年

築城者・・・長尾景人

主な城主・・・(足利)長尾氏、白石豊前守


足利長尾氏

 1465年8月、山内上杉氏の家臣長尾景人が、将軍足利義政から足利荘の代官に補任された。長尾景人は翌年11月に足利荘に入部し、鎌倉長尾氏の流れを汲む長尾景人が足利荘に入ったことで、景人は「足利長尾氏」の祖となった。
 景人が岩井山城(景人の時の名称は勧農城)に入った当時は、山内上杉氏・扇谷上杉氏・幕府と古河公方が対立した「享徳の乱」の最中である。景人は山内上杉氏の家臣であることから、山内足利氏が足利に拠点を築いたことになる。

 足利長尾氏は後に景長(3代目)の代になると、足利城を修築して本城となり、岩井山城は足利城の支城となった。
 5代目の政長の時には、足利城館林城の両城主になる。そして支城の岩井山城には、白石豊前守が配置された。
 やがて足利長尾氏は北条氏に屈し、1590年小田原攻め後、顕長(6代目)は城地を没収されて足利長尾氏は滅んだ。


<現在の状況>

 岩井山城は、遠くから見てもすぐ分かる位置にある。


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 「足利城」後の長尾足利氏の居城。

 「館林城」長尾足利氏が上杉謙信から与えられた城。

岩井山城の地図→