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宮沢城




   

読み・・・みやざわじょう

所在地・・・宮城県大崎市古川宮沢(旧古川市)

別称・・・鵜ヶ城、宮沢要害

築城年・・・不明

築城者・・・不明

主な城主・・・岩崎讃岐義久、上郡山氏、長沼氏


一揆の城

 宮沢城は、平安時代に藤原秀郷が拠ったり、平資幹が居城としたようだが、詳細は不明である。その後、宮沢城は大崎氏の支配下となり、大崎氏の後は伊達氏の支配下となった。
 1590年、葛西・大崎一揆が起きた。旧大崎氏の家臣であった岩崎讃岐義久は、葛西氏と大崎氏に代わってこの地方の領主となった木村氏に背いて宮沢城に籠もった。水利に恵まれ、城の周囲に水を引き入れて伊達軍の攻撃を阻止したといわれている。
 一揆後、上郡山氏がや長沼氏がこの地を支配した。長沼氏は1747年にこの地に移り、明治維新まで存続した。


<現在の状況>

 八幡神社(鹿嶋神社)が本丸跡で、その前に「宮沢城跡」の標柱が建っている。
 神社は少し高くなっているが、土塁の跡だろうか。


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 「名生城」大崎氏の拠点。

 「宮沢遺跡」東日本、最大級の古代城柵。

宮沢城の地図→