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府所城


   

読み・・・ふどころじょう

所在地・・・栃木県鹿沼市下武子町(旧鹿沼市)

築城年・・・1576年

築城者・・・飯田惣左衛門

主な城主・・・飯田氏


鹿沼城に対抗

 鹿沼城の壬生氏に対抗して、宇都宮国綱の家臣、飯田惣左衛門が1576年に築城した。一夜で築いたという伝承もあり、府所城は宇都宮氏の最前線の拠点となった。
 1590年の小田原攻めの際、宇都宮氏は府所城を拠点にして鹿沼城を落としたといわれるも、同年、結城氏によって府所城は攻撃を受けて落城する。
 ところが、府所城は鹿沼城にあまりにも近いことから、築城は宇都宮氏によるが、最終的には鹿沼城の支城となっていたのでは?という見方もある。


<現在の状況>

 府所城は、城内の土地がそっくり消えてしまった。この点は非常に重要で、元々は丘の上に築かれていた。そのため、縄張り図によっては当時を再現して書かれているものがあることから、注意が必要。
 なお、現在の住宅地が大体の城域であり、その東側にある丘陵が、府所城が丘の上にあった名残。


<あわせて読みたいページ>


 「鹿沼城」壬生氏の居城。

 「宇都宮城」宇都宮氏の居城。


鹿沼市の城一覧

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