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吹上城


   

   

   

 

読み・・・ふきあげじょう

所在地・・・栃木県栃木市吹上町(旧栃木市)

築城年・・・戦国時代

築城者・・・膝付宗長

主な城主・・・膝付氏、有馬氏


鎌倉公方の御陣

 応安元年(1368)9月の「嶋津弥三郎代田村忠長軍忠状」(嶋津家文書)では、鎌倉公方足利基氏が宇都宮氏綱を討伐するための軍を起こした時、

 「八月四日御付吹上之御陣仁之時属御手」

 とあり、吹上で嶋津家が鎌倉公方の軍に加わったことが書かれている。


 また、永徳2年(1382)4月の「烟田重幹代井河信吉軍忠状案」(烟田文書)では、小山義政の乱に際し、常陸国の烟田家が、

 「同晦日馳参吹上御陣」

 と、中略してあるが前文からして「同」とは3月のことであり、3月の終わりに吹上で鎌倉公方の軍勢に加わっている。

北の守り

 吹上城を築いた膝付宗長は皆川氏一族であり、吹上城は皆川城の北側を防衛する役目を担っていた。



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