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貞和の碑



所在地・・・栃木県那須郡那珂川町松野




貞和の碑

 那珂川町最古の碑で、南北朝時代、北朝の貞和3年(1347)に建てられた供養碑。北朝年号から推察して、南北朝時代に松野氏は北朝に属したと考えられている。

天正の碑

 天正16年(1588)に建てられたもので、松野第11代城主政通が供養した碑と思われている。
 一番上の梵字は阿弥陀三尊を表し、「花山妙桃」の菩提を追善する意味で、松野氏は時宗の信者であった。
 地元では「姫様の墓」と呼ばれている。

慶長の碑

 慶長2年(1597)に、小川源左衛門道吉が、17回忌を迎える金阿弥陀仏という者のために建てたもの。
 法華経千部を読誦して、その功徳によって精霊が成仏するようにとの願文が刻んである。