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葛西城
読み・・・かさいじょう
所在地・・・東京都葛飾区青砥7丁目
別称・・・葛西離館、葛西御殿
築城年・・・15世紀
築城者・・・山内上杉氏?
主な城主・・・大石氏、遠山弥九郎、本田正勝
山内上杉氏の前線拠点
葛西城の築城時期については不明だが、15世紀に関東管領山内上杉氏の家臣大石石見守がこの地に勢力を持っていて、大石氏が城の基礎を築いた可能性がある。
葛西城は、下総と武蔵の国境近くに位置していたため、戦乱の影響をたびたび受けた。
また、足利成氏が下総千葉氏を攻撃すると千葉家内部で内紛が勃発。成氏に追われた千葉実胤は、大石石見守によって葛西城で保護されてた。この頃の葛西城は、山内上杉氏にとって、古河公方に対する前線拠点となっていた。
北条氏の進出
1538年、北条氏綱は葛西城を攻撃して落城させた。以後、葛西城は北条氏の支配下となるが、いくつか事件が起こっている。
北条氏の家臣、遠山弥九郎が葛西城を守備していたとき、何者か(太田氏?)によって城は乗っ取られ、1562年に再度北条氏が城を取り返し、その功によって本田正勝が守備することとなった。
1590年、豊臣秀吉が北条氏を滅亡させると、葛西城も攻撃を受けて落城した。
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