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多賀城碑
所在地・・・宮城県多賀城市市川坂下
●日本三古碑、多賀城碑
多賀城碑は、那須国造碑(笠石碑)、多胡碑とともに「日本三古碑」と呼ばれている。
多賀城碑は、高さ約2メートル、幅約1メートルで、ほぼ真西を向いて立っている。中央上部に「西」の文字が書かれ、その下に11行140文字が彫られて長方形で囲っている。
ちなみに、多賀城碑が立っている場所は、多賀城の南門のところである。
●碑文の内容(案内板より抜粋)
碑にはこう記されている。
多賀城
京去一千五百里
蝦夷国界去一百二十里
常陸国界去四百十二里
下野国界去二百七十四里
靺鞨国界去三千里
西 此城神亀元年歳次甲子按察使兼鎮守将
軍従四位下勲四等大野朝臣東人之所置
也天平寶字六年歳次壬寅参議東海東山
節度使従四位上仁部省卿兼按察使鎮守
将軍藤原恵美朝臣朝狩(*)修造也。
天平寶字六年十二月一日
(*)藤原朝狩(ふじわらのあさかり)の「狩」は、けものへんに「葛」と書いてある。