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多賀城碑


     


所在地・・・宮城県多賀城市市川坂下




日本三古碑、多賀城碑

 多賀城碑は、那須国造碑(笠石碑)、多胡碑とともに「日本三古碑」と呼ばれている。
 多賀城碑は、高さ約2メートル、幅約1メートルで、ほぼ真西を向いて立っている。中央上部に「西」の文字が書かれ、その下に11行140文字が彫られて長方形で囲っている。
 ちなみに、多賀城碑が立っている場所は、多賀城の南門のところである。

碑文の内容(案内板より抜粋)

 碑にはこう記されている。

    多賀城
    京去一千五百里
    蝦夷国界去一百二十里
    常陸国界去四百十二里
    下野国界去二百七十四里
    靺鞨国界去三千里
西  此城神亀元年歳次甲子按察使兼鎮守将
    軍従四位下勲四等大野朝臣東人之所置
    也天平寶字六年歳次壬寅参議東海東山
    節度使従四位上仁部省卿兼按察使鎮守
    将軍藤原恵美朝臣朝狩(*)修造也。
             天平寶字六年十二月一日

 (*)藤原朝狩(ふじわらのあさかり)の「狩」は、けものへんに「葛」と書いてある。