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鉄火裁判の碑



所在地・・・栃木県下野市小金井



鉄火裁判

 江戸時代、小金井宿と薬師寺村との間で、入会地をめぐって争論が起こった。この争いの決着で用いられたのが、焼けた鉄の棒を指定場所まで運ぶ「鉄火取り」であった。
 小金井宿の代表者は名主の大越大蔵。薬師寺村からは、薬師寺村・町田村・田中村の5人が相談した結果、田中村の岩上主膳が代表者となった。
 鉄火裁判の碑は、この裁判で勝った大越大蔵の子孫が建立したものであるが、岩上主膳もその働きによって帯刀御免の特権を得ている。