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屋形山城


読み・・・やかたやまじょう

所在地・・・栃木県佐野市富士町(旧佐野市)

築城年・・・1470年

築城者・・・佐野師綱

主な城主・・・佐野師綱、大貫氏


足利成氏のため

 屋形山城は、佐野師綱が古河公方足利成氏のために築いたと言われている。
 その後、大貫氏が天正年間(1573〜93年)の初期頃、屋形山城に入った。

「屋形山」の地名

 城名である「屋形山」の由来について2つある。

 1つは、佐野宗綱の死後、佐野氏を継いだのは北条氏康の子氏忠であった。その氏忠が佐野に入った際、ここに入ったために「屋形山」と称されるようになったというもの。
 もう1つは、「佐野宗綱記」の「小田原勢冨士山江寄る事」の中で、北条氏直が唐沢山城を攻めた際、「冨士山に陣を取、其時分氏直卿御事、關八州にて屋形殿と申故、陣場を屋形山と申也」と、屋形殿と呼ばれていた北条氏直がここに陣を置いたために「屋形山」と呼ばれるようになったというものである。


<現在の状況>

 現在の屋形山城は、「唐沢ゴルフ倶楽部唐沢コース」となっている。


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 「唐沢山城」佐野氏の居城。

 「小倉城」屋形山城から南東にある城。


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