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古間木城


   

   

読み・・・ふるまぎじょう

所在地・・・茨城県常総市古間木(旧石下町)

築城年・・・不明

築城者・・・不明

主な城主・・・渡辺氏


古間木城主渡辺氏

 渡辺氏は嵯峨源氏渡辺氏の流れをくんでいる。

 いつ頃から渡辺氏が古間木にいたのかは分からないが、1488年に起こった菅谷原(須賀谷原)の戦いでは古河公方足利成氏に従い、恩賞として平塚(八千代町)を賜っている。
 ちなみに、菅谷原(須賀谷原)の戦いは、山内上杉氏と扇谷上杉氏が争った「長享の乱」での戦い。

 向石毛城が天文年間(1532〜55年)に多賀谷氏によって攻められると、向石毛城主館武蔵守の子播磨は母方の渡辺氏の元に逃れた。その播磨が後に、向石毛城跡に館武蔵守の菩提寺法輪寺を建てたという言い伝えがある。
 古間木城は1573年、多賀谷氏に攻められ落城。渡辺氏は多賀谷氏に従った。

<現在の状況>

 古間木城には渡辺食品株式会社が建っている。その入り口に碑があり、遺構が最もよく残っている部分である。
 古間木城の北側、西側、東側は田畑であるが、当時は沼であった。沼跡の外側から古間木城を見るのも面白い。


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 「向石毛城」館武蔵守の居城。

古間木城の地図→