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世良田館


     

読み・・・せらだやかた

所在地・・・群馬県太田市世良田町(旧尾島町)

築城年・・・不明

築城者・・・世良田氏

主な城主・・・世良田氏


世良田氏

 世良田氏は新田一族であり、新田義重(新田氏祖)の子義季から始まる。

 1244年6月、京都大番役として京都にいる新田政義は幕府に無許可で朝廷に官位を請求し、これが却下されると、幕府に無断で出家してしまった。幕府に許可なく出家することは「自由出家」と呼ばれる大罪である。さらに義政は京都大番役を放棄し、新田に引き上げ、幕府への出仕を拒否してしまう。
 これにより義政は新田の惣領職を没収され、惣領職は一族の世良田氏と岩松氏に分けられた。

 惣領職を得た世良田氏の地位は向上するが、1272年に執権北条時宗が兄時輔を討伐した「二月騒動」に世良田頼氏が巻き込まれ、謀反加担の罪で頼氏は佐渡に流された。


<現在の状況>

 世良田館は、長楽寺、世良田東照宮、歴史資料館の西にあり、芝生広場として整備されている。


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 「新田館」世良田館から北西にあり、新田氏祖義重の館の伝承地。

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