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藤井城(第一次)


読み・・・ふじいじょう

所在地・・・栃木県下都賀郡壬生町藤井

築城年・・・鎌倉時代

築城者・・・小山時朝

主な城主・・・藤井氏


もう1つの藤井城

 藤井城は、小山長村の子時朝によって築かれ、時朝は藤井氏の祖となった。 
 この藤井城は、「円照寺」がある藤井城と一般的には言われているが、藤井城が時代によって2つ存在した可能性が指摘されている。

 菊池卓「藤井城についての覚書」(『小山市史研究 第6号』)によると、

 「壬生町大字藤井の小字名にオオミドウ(大御堂)があり、かつてこの地に大きな構えのお堂があったとも居館跡とも伝えられる」

 とし、この「大御堂」を「第一次藤井城」と推測している。 
 よって、小山氏によって築かれた藤井城というのは、この「第一次藤井城」を指し、「円照寺」がある藤井城とは別のものとしている。


<現在の状況>

 「円照寺」から東へ行き、下野市に入る手前に城跡があったとされる。

<あわせて読みたいページ>


 「祇園城」藤井氏を輩出した、小山氏の居城。

 「壬生城」壬生氏の元々の居城。

 「藤井城(第二次)」壬生城の支城。

 「2つの藤井城」ブログ「九鬼の響き」で書いた、藤井城についての記事。


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